* 時計草 *

今朝、意を決して取り組んだNORAの折、
剪定した蔓に咲いたばかりの花が一輪、ついていて、
今日限りの命の一日花、そのまま処分してしまうのもしのびなく、
ガラスのカップに生けてみたのは夏の庭の定番、時計草。



いつもより、たっぷり、じっくりその顔を見られそう。



花だけでなく蔓もまた、個性的な造形美。
いったい何重巻きになってるの!?っていうほどのコイル状ｗ。





そこそこ耐暑性のある植物でさえ、この夏の暑さにはちょっと弱り気味。
そんな状況のなかでも変わりなく、元気いっぱいだったのが時計草。



開花も休みなく。



伸びた蔓の節ごとにつぼみがつくものだから、
ちいさな苗を植えつけてから３度めの夏、たくさんの花が群れ咲くようにｖ。
一つひとつの花は一日花でも、連日、10個以上が開花。
日によっては隣り合った２輪が並んで咲くことも。





暑さにもへたれることなく元気だったし、
ギラギラとした夏の、強い陽射しの下でその花を見ることに
すっかり慣れてしまっていたけれど、
お昼を待たずに雨が降り出した曇天の今朝、見た花はまた違った表情で、
妖しく美しかった。





新しい花が開くのは毎朝、９時から10時にかけて。
ごく短い時間のうちにドラマティックに進む開花ショーは、何度見ても見惚れてしまう。





アナログの時計に見立てられる個性的な花はもちろん、
今日咲いた花の蔓の先に、明日、明後日、その先の日の分のつぼみが
連なっているさまもまた、「時の流れ」を暗示しているよう。