4度めの。 [ルーチェくん]
早いものでもう4度め。
突然、ルーチェくんが旅立っていったあの日がまた、巡ってきた。
遺影にしている、旅立ちのほんの数日前に撮ったこの写真を見たって、
やっぱり近づいてくる死の足音は聞こえない。
4年前の今日、
朝から少し体調が悪かったルーチェくんを獣医さんに連れて行ったのも、
お正月休みになってしまうから念のためだったのに、
まさかその日の夕方に亡くなってしまうなんて、
獣医さんも思っていなかったはず。
夕食前に「ルーチェ」と声を掛けたときにはいつもと変わらなかったのに、
夕食を終え、ねこのごはんを用意しようと、
「ルーチェくん、今日はなに味にする?」と声を掛けたときにはもう、
旅立ってしまった後だった。
抱きあげたルーチェくんはまだ温かく、柔らかだったけれど・・・・。
あの日から4年。
ルーチェくんのお気に入りだった、
ユーティリティのクローゼットの最下段に置いたかごの中には、
ずっとこのコが鎮座。
いつ買ったんだろ、10年前だったか20年前だったか。
とにかくうんと昔、まだルーチェが存命だったころに購入し、
長らくロフトに上げたままになっていたのを、
ルーチェが亡くなった後、ルーチェの代わりにかごに入れてもう4年。
並べて見ればそんなに似ているというわけでもないのに、
ダークグレーの毛色が同じだからかな、
そこに置いた当の本人のハリネズミでさえ、
「あ、ルーチェ!」とルーチェがそこにいると錯覚することも。
錯覚するのはダンナさんも同じらしく、
「ルーチェがいるってドキッとする」って不評だったりも。
もう4年だもん、
そろそろほかの場所に移動させてかたづけなくっちゃとは思うのだけど、
どうやらまだ、「そのとき」ではなさそうで、
この写真を撮った後、またクローゼットのかごの中に戻しといた。
平常心で12月30日を遣り過ごすことはまだできなくて、
朝からずっと、落ち着かない気分で、無駄に忙しくして過ごしている。
胸を締めつけられるようなあの時刻が過ぎ去ってくれるのをただ待ちながら。
突然、ルーチェくんが旅立っていったあの日がまた、巡ってきた。
遺影にしている、旅立ちのほんの数日前に撮ったこの写真を見たって、
やっぱり近づいてくる死の足音は聞こえない。
4年前の今日、
朝から少し体調が悪かったルーチェくんを獣医さんに連れて行ったのも、
お正月休みになってしまうから念のためだったのに、
まさかその日の夕方に亡くなってしまうなんて、
獣医さんも思っていなかったはず。
夕食前に「ルーチェ」と声を掛けたときにはいつもと変わらなかったのに、
夕食を終え、ねこのごはんを用意しようと、
「ルーチェくん、今日はなに味にする?」と声を掛けたときにはもう、
旅立ってしまった後だった。
抱きあげたルーチェくんはまだ温かく、柔らかだったけれど・・・・。
あの日から4年。
ルーチェくんのお気に入りだった、
ユーティリティのクローゼットの最下段に置いたかごの中には、
ずっとこのコが鎮座。
いつ買ったんだろ、10年前だったか20年前だったか。
とにかくうんと昔、まだルーチェが存命だったころに購入し、
長らくロフトに上げたままになっていたのを、
ルーチェが亡くなった後、ルーチェの代わりにかごに入れてもう4年。
並べて見ればそんなに似ているというわけでもないのに、
ダークグレーの毛色が同じだからかな、
そこに置いた当の本人のハリネズミでさえ、
「あ、ルーチェ!」とルーチェがそこにいると錯覚することも。
錯覚するのはダンナさんも同じらしく、
「ルーチェがいるってドキッとする」って不評だったりも。
もう4年だもん、
そろそろほかの場所に移動させてかたづけなくっちゃとは思うのだけど、
どうやらまだ、「そのとき」ではなさそうで、
この写真を撮った後、またクローゼットのかごの中に戻しといた。
平常心で12月30日を遣り過ごすことはまだできなくて、
朝からずっと、落ち着かない気分で、無駄に忙しくして過ごしている。
胸を締めつけられるようなあの時刻が過ぎ去ってくれるのをただ待ちながら。
2022-12-30 15:02
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