療法食と木の匙

今日は12時のタイムリミット寸前に４分の１缶を食べさせ、すべりこみで記録は２缶。「ルーチェくん、かしこいね」「絶対治るよ」となだめたりすかしたり、頭をなでてやったりしながら食べさせてはいるけれど、ルーチェくんの機嫌しだいではかなり手こずる。そんなようすを見て、「ごはんを食べてほめられるとは、いいご身分だ」とダンナさんは苦笑いしている。
ルーチェくんの療法食はパテ状になっている。それを４等分にして保存容器に移して冷蔵庫に保管する。１度の強制給餌で２パック（２分の１缶）を目安に、アイスクリームの木の匙でこねながら形を整えてルーチェくんの口に運ぶ。パテの質感とこねて形を整えるのが何かに似ていると思ったら、ジェラードだった。この２週間でだいぶん上達し、私がもう少し若ければジェラード屋さんでアルバイトができるほどである。
この木の匙を手に入れるために苦労しているが、協力を頼んでいた実家の母から今朝「50本たまったから、送るわ」とうれしい連絡があった。さすが亀の甲より年の功。それとも関西人だからか？　私は買ったアイスクリームの倍の数の匙をもらうのがやっとなのに。これでストックが一気に55本になり、しばらくはアイスクリームを食べずに済みそうだ。

ひきこもり場所に移動する前の食後のルーチェくん

カメラのシャッター音に気づき……

「勝手に撮るな！」とデジカメのストラップに攻撃中

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