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4度めの。 [ルーチェくん]

早いものでもう4度め。
突然、ルーチェくんが旅立っていったあの日がまた、巡ってきた。

①.JPG

遺影にしている、旅立ちのほんの数日前に撮ったこの写真を見たって、
やっぱり近づいてくる死の足音は聞こえない。



4年前の今日、
朝から少し体調が悪かったルーチェくんを獣医さんに連れて行ったのも、
お正月休みになってしまうから念のためだったのに、
まさかその日の夕方に亡くなってしまうなんて、
獣医さんも思っていなかったはず。

夕食前に「ルーチェ」と声を掛けたときにはいつもと変わらなかったのに、
夕食を終え、ねこのごはんを用意しようと、
「ルーチェくん、今日はなに味にする?」と声を掛けたときにはもう、
旅立ってしまった後だった。
抱きあげたルーチェくんはまだ温かく、柔らかだったけれど・・・・。


あの日から4年。
ルーチェくんのお気に入りだった、
ユーティリティのクローゼットの最下段に置いたかごの中には、
ずっとこのコが鎮座。

②.JPG

いつ買ったんだろ、10年前だったか20年前だったか。
とにかくうんと昔、まだルーチェが存命だったころに購入し、
長らくロフトに上げたままになっていたのを、
ルーチェが亡くなった後、ルーチェの代わりにかごに入れてもう4年。



並べて見ればそんなに似ているというわけでもないのに、
ダークグレーの毛色が同じだからかな、
そこに置いた当の本人のハリネズミでさえ、
「あ、ルーチェ!」とルーチェがそこにいると錯覚することも。
                        錯覚するのはダンナさんも同じらしく、
                 「ルーチェがいるってドキッとする」って不評だったりも。

③.JPG

もう4年だもん、
そろそろほかの場所に移動させてかたづけなくっちゃとは思うのだけど、
どうやらまだ、「そのとき」ではなさそうで、
この写真を撮った後、またクローゼットのかごの中に戻しといた。

平常心で12月30日を遣り過ごすことはまだできなくて、
朝からずっと、落ち着かない気分で、無駄に忙しくして過ごしている。
胸を締めつけられるようなあの時刻が過ぎ去ってくれるのをただ待ちながら。

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あれからひと月 [ルーチェくん]

ルーチェくんがいなくなって、今日で早ひと月。

昨日の朝、思い立ってアレンジメントをオーダー、お昼前に取りに行く。
いつもの「森のなか」さん。

①.JPG

電話で訊いたお店にあるお花の中から、
オーニソガラムとアリウムを入れてほしいとお願いして、

②.JPG③.JPG

あとのお花はおまかせでのオーダー。

おうちに持ち帰ってよく見たら、
オーニソガラムの傍らにムギちゃんイメージの麦の穂も見え隠れ。

④.JPG

「森のなか」さんのさりげない心遣いに感謝。


ひと月前、ルーチェくんが亡くなった日にも、
「森のなか」さんには無理を言ってお花を用意してもらった。
すでに閉店後、プライベート用のナンバーに連絡したら、
その夜のおでかけ予定もずらして
虹の橋を渡るルーチェくんのためにブーケをつくってくれた。

ルーチェくんの旅立ちにもお花を持たせてあげることができてよかった。
亡くなったのが12月30日の夕刻で火葬が翌午前10時、
時間的にお花を用意してあげられないってことだってありえたもの。

大晦日の朝、
ブーケの他にも買っておいたお花でルーチェくんを飾り、出棺のとき。
キャットルームにてみんなとも最後のお別れ。

⑤.JPG


あれからひと月が経って・・・・

まだルーチェくんの不在に慣れることなんてできやしないけれど、
ようやくあきらめの境地に達したような。

幾度も経験した愛しいコたちとの別れ、
最期のとき、どんなに力を尽くしたとしても悔いは付き物。

「ああすればよかった」
「あのときこうしてたら結果は違ったかもしれない」って。

だけど今回のルーチェくんのお別れは後悔ばかりで・・・・
悲しみよりも申し訳なさに心が押しつぶされそうだった。

なにより同じ空間にいたというのに、
「そのとき」の訪れにまったく気づかずに、
一人ぼっちで旅立たせてしまったことは悔やんでも悔やみきれず。

前日昼過ぎからの体調不良は夕方には底を打ち復調の兆しが見られ、
ホッとひと安心して夜ごはん、食べてましたハリネズミ夫婦、
ルーチェくんの旅立ちのときに。
そして食後、
「さぁ、ルーちゃんも夜ごはん、食べようね」って
ルーチェくんの寝てたカドラーに歩み寄るとすでに息絶えてて。

最後にようすを確認してからわずか30分あまり、
死にそうなほどの具合の悪さなんてまったく見てとれなかったのに。
抱きあげたルーチェくんはまだ温かくやわらかだったけど、
だらりと力の抜けた四肢にその死を悟る。

いつかは来るとわかっていた別れだけれど、
それが「その日」「その時」とはまったく思ってもみなくて、
だからこそ、12月半ばには抜歯の処置も受けさせてしまった。
しかも歯肉炎で痛そうだった右上奥歯だけでなく、
いまはまだ必要はないけどいずれは処置の必要になる左下奥歯まで。
無駄に痛い思いをさせるんじゃなかったとこのひと月はずっと、
後悔の嵐が吹き荒れて。

でも、その嵐もようやく凪いできたかな。
生死を含め、先のことはだれにもわからないし、
あのときはそれがベストの選択、
お口の痛みからルーチェくんを解放してあげたくてしたことだった、と。



目も開いてない、生後3日で捨てられてたルーチェくん。

⑥.jpg

ミルクをあげて、排泄介助をして育てあげ16年あまり、
虹の橋を渡るその日までずっとずっといっしょ。

⑦.JPG

これぞ終生飼育!

ルーチェくんに関しては、
立派にねこ飼いとしての任をやり遂げましたと胸を張ろうと自分を鼓舞。

でも、ルーチェくんにとっての「世界」はハリネズミんちだけ。
しあわせだった?

甘えん坊だったルーチェくん、
ハリネズミんちのような多頭飼いのおうちじゃなく、
ひとりっ子のほうがもっとしあわせだったかもしれないけれど、
それは言いっこなしってことで。
だってルーチェくん、君自身、
5匹めのねことして先住ねこのみんなに受け容れてもらったんだから。

・・・・ルーチェ、骨になっても愛してる。

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ゆく年とともに [ルーチェくん]

あまりに急なことすぎて、いまもまだ呆然自失。
夢を見てるみたい。

昨夕、ルーチェくんが虹の橋を渡りました。

①.JPG

いつもお世話になっている葬儀屋さんは3日後まで予約がいっぱいで、
ようやく探し出した別の葬儀屋さんに依頼し、今朝、荼毘に付す。
お昼前にルーチェくん、小さな骨壺に入っちゃった。

享年16歳8ヵ月と7日。

まだもう少し、いっしょにいられると思っていたのに無念です。

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