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ルーチェくんが肝リピドーシスに [ルーチェくんの闘病日記]

5月9日月曜日。
3日ほど前からなんとなくいつもと様子の違うルーチェくんを獣医さんに連れて行く。全身に毛が生えているのだからおかしな表現だとは思うけれど、「顔色が悪い」としか表現できず、獣医さんに「今日はどうしましたか?」と聞かれ、そのまま「顔色が悪いんです」と伝える。体重を測定すると1ヵ月前より1kgも減っている。診察台にあがるとすぐに耳と白目を見た獣医さんに「黄疸が出てますね」と告げられ、血液検査を受けることに。肝障害を示唆する項目に軒並み異常値が並ぶ。エコーも撮ってもらい、肝細胞の検査も受ける。診断は肝リピドーシスと胆管の腫れ。何日も食事をとっていないはずと言われる。わが家は猫4匹の多頭飼いで、どのこがどれだけの量のごはんを食べているのか把握できていなかった。私の責任だ。
「厳しい状況」と告げられ入院を勧められたが、助からないのであれば残りの時間を家ですごさせてやりたいと連れ帰る。とにかく栄養をつけることが最大の治療法と療法食の缶詰を処方され、もし明日までに1缶食べさせることができなければ、鼻から胃へチューブを通し強制的に栄養補給をする処置をしなければならないとのこと。2時間おきぐらいに夕方から朝までになんとか1缶を食べさせる。
5月10日火曜日。
皮下輸液をしてもらうために再度獣医さんへ。先生に処方食を1缶食べさせることができた旨を伝える。だけど、黄疸が昨日より濃くなっていると言われ落ち込む。
先生が診たこの病気になった猫でこれまでに治った猫はいるのか、治癒率はどれくらいなのかと質問する。治った猫もいるが治癒率は50%くらいとのこと。症状が改善するまでに早い場合で1週間、長い場合は2ヵ月ぐらいかかるそうだ。ルーチェくんはかなり危険な状況なので助からないかもしれない。昨日は思わず診察室で泣いてしまったが、今日はなんとかこらえることができた。
療法食を購入するのに個数を何缶にするかという話になったとき、「3,4日分は必ず必要」との言葉の後、先生は慌てて「あくまで悪い経過をたどった場合ですよ」と付け足された。もしかすると先生の中ではルーチェくんの残された時間はそれぐらいとすでに余命診断がなされているのかもしれない。そういえば昨日もらった抗生物質のお薬も5日分だったっけ。食べさせることができるなら1日2缶までとのことだったのでもしかしたら多すぎるのかもしれないけれど、意地を張って療法食を10缶購入した。
食べきってまた絶対買い足すもん、どんなに時間がかかっても病気に勝ってやる、とブログの中に「ルーチェくんの闘病日記」のカテゴリーを立ち上げてみた。立ち上げてはみたんだけれど、「絶対治す」という気持ちと「だめかもしれない」という気持ちの間で揺れ動いている。だけど私があきらめてしまったら、ルーチェくんは絶対に助からない。がんばるしかない。

ルーチェ.gif
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