鳩時計じゃないの、かっこう時計

最近の時計はみんなとっても静か。カチコチと「時を刻んでます」
と自己主張する時計は邪魔者扱いされているよう。

でも、私はカチコチと音を立てる時計が好き。

リビングでは、ドイツで買って来たかっこう時計が時を刻んでいま
す。カチコチカチコチ。



おまけに毎時ちょうどには時間の数だけ、半には一声、「カッコウ」
と鳴きます。

日本ではこの手の時計は「鳩時計」と呼ばれてはいるけど、ドイツ
語では「Kuckucksuhr」、英語では「cuckoo clock」というのだから、
本当は「かっこう時計」。

電池を使わないこのかっこう時計は、重しとなる松ぼっくりのつい
た長いチェーンを毎日ひっぱります。チェーンの長さは、２mはあ
りそう。



左が時計を動かすための、右が鳩を鳴かせるためのチェーン。



日がな一日、カチコチカチコチ、
このかっこう時計、正確な時間に合わせるのがとってもむずかしく
て、いつも±５分ほどズレています。振り子の重しを上下させて調
整するのだけど、それがなかなかうまくいかない(・へ・)。

そんな一筋縄でいかないところも、私は愛おしいと思うのだけど、
ダンナさんは秘かに小さな電波時計をキッチンカウンターの片隅
に置いています。



雰囲気を壊す、無機的な表情をしたデジタル表示の電波時計に
は、レース編みのドイリーを被せちゃいます。



これ、ダンナさんにはかなり不評です(^^ゞ。だけど、アンティークの
傍らに電波時計はやっぱり似合わないと思うんです。

タグ：雑貨　かっこう時計　鳩時計