SSブログ

てふてふ幼稚園 2022 その後 [ガーデン]

羽化することなく蛹のまま終わるんじゃないか、
そんな心配だってしていたアゲハチョウが羽化した今朝。

①.JPG

うまく飼育箱の壁面や蓋に糸をかけて留まることができなくて、
飼育箱に敷いたキッチンペーパーの上に転がっていた蛹を
少しぐらいの雨なら当たらない、
玄関ポーチのイースターカクタスの鉢に置いておいた。

それでも昨日のNORAの折に見たら、
蛹の色艶がひどく悪くて中で死んでしまっているのでは?と一瞬、
持っていた花ゴミの袋に入れかけたのだけど、
・・・・捨てなくてヨカッター(;''∀'')。



7月下旬に今年度の一期生の4頭を放蝶して、
今シーズンのてふてふ幼稚園は終了かと思っていたら8月上旬、
思いがけず二期生となる4匹の幼虫が入園。
それからずっとやきもきとする日々を送っている。

なんたって食糧不足!
山椒の葉っぱがなーいっ!!
なので、お腹いっぱい食べさせてあげられないのが申し訳なくて。

でも、アゲハはけっこうたくましかった。
食糧がないならないなりに、小さなサイズのまま最終齢の幼虫から蛹に。
そして羽化したのは、ミニサイズのアゲハチョウ。

②.JPG

スケールを添えてみてもイマイチ、わかりづらいかな・・・・。
譬えて言うなら、「モンシロチョウサイズのアゲハチョウ」(*^^)b。



そして今回の食糧不足下での飼育で新発見もあり。
何年か前も山椒の葉不足に頭を悩ませ、
同じく柑橘系のレモンの葉を与えてみるも全然食べてはくれなくて、
「なんでだろう?」と調べたら、
アゲハの幼虫は生まれて最初に口にした柑橘系の葉、
たとえば山椒なら山椒、柚子なら柚子、レモンならレモン・・・・と
蛹になる日まで一点掛けでしか口にしないという記述を発見。
たしかにこれまでの幼虫はそうだった。

でも!

今朝、羽化したコと同じ日に同じサイズで保護した幼虫はなんと!
ダメもとで与えてみたレモンの葉をムシャムシャと食べたーっΣ(・ω・ノ)ノ!
それだけお腹が空いていたとか!?

で、その後、ずっとムシャムシャとレモンの葉を食べ続け、
まるで遅れていた分を取り戻すかのように急激な成長を遂げたおととい、
ようやく蛹になったのだけど、
今回の一連のアゲハの観察はとても興味深く。
小さいサイズで蛹から羽化したコも、
本来なら変えない食性を変えてでも通常サイズにまで成長したコも、
食糧不足という直面した危機に
それぞれに立ち向かい、適応していくんだなって。

そして、最後の二期生が蛹になる日も近づき、
「ようやく肩の荷が降ろせそう」と思い始めてた先週末、
三期生となる2匹の幼虫が入園し、
てふてふ幼稚園 2022 はまだまだ続く・・・・。

*************************************************************

アゲハチョウの計測に使ったスケール、
使い勝手はイマイチなのだけど、レトロっぽいねこの表情と、
ねこ顔の抜き穴がかわいくてお気に入り(=^・^=)。

③.JPG


nice!(33) 

nice! 33