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追憶のローズマリー [ガーデン]

いま思えば、虫の知らせだったのかもしれない。
去年の秋の初め、
「ローズマリーを挿し芽でたくさん殖やそう」って思い立ったのは。

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いつもなら捨ててしまう剪定枝、
だけど挿し穂をつくって水揚げして挿してみた挿し芽カップは21個。

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それからひと月ほどの11月初め、発根を確認できたのが18個。
かなりの成功率v

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このまま、インナーバルコニーで冬を越し、
春、プレステラ90に鉢上げして、
日当たりのいいパーキングエリアに移し今日まで18株、
ひとつも欠けることなく成長中。

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ただ、元気そうな葉色のコもいるものの、

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ちょっと葉色が黄色くなってしまったコもいたりして。

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もしかして根詰まり?
・・・・とプレステラをひっくり返してみれば、はみ出た根がボーボー(^^;)

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これはタイヘン!と朝、培養土を買いに走り、午後イチで植え替え作業。
暑すぎて、クラクラしたー(゚Д゚;)



抜いてみた根鉢、かなり根が回ってて。

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今の時季の植え替えは好ましくはないけれどしかたない。
できるだけ根鉢をくずさないようにそーっと、
白いプレステラから黒いプラ鉢へと植え替える。

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あまり余裕はないけれど、
少し涼しくなるまでの10月くらいまでこの鉢で管理して、
その後、いよいよ庭植えにする予定。



9ヵ月ほど前、
コップに水挿ししていた剪定枝たちがいま、
順調に育ってくれていることは、スペシャルに感慨深く。

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というのも、挿し芽株の元となった親株のローズマリー、
春以降、とても具合が悪くって・・・・(> < 、)

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28年物のローズマリー、
マメな剪定はしていても1m四方はあるかというような大株だったのが、
春以降、次々に枝が枯死していき、いまはもう2本を残すばかり。

昨冬はこれまでにないほどにたくさんの花が咲き、
結実してできた種もハンパじゃなかったのは、
寿命が尽きる前の、最後の力を振り絞ってのことだったのかな。

東京→京都→千葉→東京と、
いっしょに引越を重ねてきたローズマリーとの別れには心乱れるけど、
その命を繋いだ挿し芽株がまだ手元に しかも18株も! あるんだと思えば、
いくぶんか心は慰められる。



ただローズマリーの成長は速いとはいえ、
チェストベリーとローズマリーのブルーのコラボは
しばらくおあずけ、少なくとも数年は。
それがさびしく、残念。

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ローズマリーの花言葉のひとつは「追憶」。


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