ねことタチアオイと。

ひと目惚れだった。



シッポをピンと立てて歩く茶トラ白のねこ、
カフェカーテンとレースのカーテンがあしらわれた窓、
そしてどこか懐かしさを覚える一重咲きのタチアオイの花。

夏の日のひとときを切り取った図案のクロスステッチキットは
ロシアのメーカー、Oben のもの。

ネットショップでポチったのは一昨年、2018年晩秋。
そしてチクチクとステッチを始めたのが2019年２月２日から。
完成はそれから３ヵ月余り経った５月半ばごろだったかと。



すでに額装済み。






ステッチを始めた２月は、すでに後の入院に至る体調不良に陥ってたころ。
そして途中までステッチをしてたこのキットを携え、４月の終わりに入院。
クロスステッチ、暇つぶしにはもってこいだからｗ。

最初の１週間ほどは点滴　しかも３日間は両腕！　で自由がきかなかったけど、
点滴のルートもとれ、両腕フリーになってからは
朝から晩までひたすらチクチク、チクチク、チクチク、チクチク。

検温や採血にやってくる看護師さん、回診のドクターたちは、
ハズキルーペをかけ、せっせと針仕事に精を出す
場違い感満載のハリネズミに迎えられた。



とっても気に入った図案だったのに、
体調不良とそれに伴う入院中にステッチをしてたせいかな、
あれこれ思い出してしまいそうで、
ずっと飾らず、壁と本箱の隙間に立てかけて放置したままだった。



････こんなにかわいいのに、もったいなよね？



来週には待ち遠しかった梅雨明けを迎えられそうだしタチアオイ、
時季的にもピッタリだ♪。