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物思う酔芙蓉 [ガーデン]

小花系の植物が多い庭では
群を抜いての存在感を誇るふわふわもこもこ、大輪の酔芙蓉の花。

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一日限りの短命なお花、道行く人にも愛でてもらいましょうって
植えつけたのは、パーキングエリアの片隅、
ウッドフェンスとの隙間の20㎝もない小さな路地部分。

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成長の過渡期にそうなることは、
植えつけるときから想像がついていたけどやっぱりね、
今年はもう車庫入れのたびにベリーサちゃんとニアミス状態。

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スタンダード仕立ての樹形に仕立てつつあるので、
いずれはベリーサちゃんの車高くらいまでは幹だけになる予定なのだけど、
あと数年の我慢が必要かなと、
2年前、植えつけた2019年秋の写真を見返しながら思う。

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お迎えしたときの樹高はウッドフェンスとほぼ同じ、80㎝くらい。
2年経っていまは150~160㎝くらいかな。



朝、真綿色で開いた花が、

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午後ほんのりと桃色に染まって。

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桃色に染まった花は翌朝、

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濃いピンク色になって萎れてその命を終え、
前日にはまだつぼみだった花がまた真綿色の花を咲かせる。

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否が応でもこの花を見ていると浮かんでくるのは、有名なあの一節。

 ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
 淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、
 久しくとどまりたるためしなし。



もっともこの花を見て、
こんな気持ちになるとは植えつけたときには思ってもみなかったこと。
・・・・歳かしら?

当初の思惑は「朝と夕方で花色が変わる花で道行く人を驚かせたい」、
そんないたずら心めいたものだったのだけど。
そしてこの日、史上最多の9輪の花がいっせいに花開いてその思惑は、
植えつけから2年余りの時を経て叶えられたようなv。

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いちどにたくさん花が咲くと、木全体の雰囲気も違って見える♪。

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なごり鱧 [好きなもの:おいしいもの]

心なしか、器のねこさんだって満面の笑顔のように見えたりしてw。

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この日の夕餉のメインは、夢にまで見た(!?)鱧の湯引き。

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もう今年は無理だとあきらめていた時季に、思いがけない場所で出会えた生の鱧。

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ずっと手に入らなかった生の鱧がそれなりに手に入るようになったのは、
駅の高架工事に伴って開業した駅ビルの中に魚屋さんができてから。
でも出回る時季はごく短くて、7月下旬から8月中旬くらいまで。

今年は緊急事態宣言下でもあったし、
ひきこもり生活を決め込んでいたらこの時季を逸してしまい、
販売中には店頭に飾られてるはずの「鱧」の赤提灯も目にしないままに
販売期間が過ぎてしまった。



その鱧に出会えたのは、半月ぶりの外出で買い物に出向いた近所のスーパー。
お刺身を買うつもりで覗いたお魚コーナーで、目に飛び込んできた半額シール。

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鱧って若干お高めのお魚だし、
東京の人はあまり食べないようで売れ残って見切り品になってしまうみたいで、
だからますます店頭に並ばなくなってしまうのだけど、
この日もやっぱりね、10パック売れ残ってて、そのすべてが半額の見切り品。



ぜんぶ買おうかなって思ったけど、6パックにしておいた。

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とりあえず2パック分を買った当日に湯引いて梅肉でいただいて、
残り4パックはフリージング保存。



鱧のパックにはいただき方紹介のシールが添付されていて、
はも鍋にしゃぶしゃぶ、

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それにハリネズミんちでは断然イチオシのフライね。

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フリージング保存した鱧のフライ、
インナーバルコニーのお外ごはんで楽しむのは10月初旬かな。たのしみ♪、

そして初めて知った、「なごり鱧」というこの時季に出回る鱧の、
ちょっと風情のある呼び方も憶えておきたい( ..)φ。

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白く煙る仙人草、そして不如帰 [ガーデン]

リキュウバイとチェストベリーの枝に絡みつつ、旺盛に蔓を伸ばし、
咲き誇るのは仙人草。

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原種系のクレマチス、群れ咲く小花は和にも洋にもよく似合う。

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旺盛すぎる成長力にはちょっぴり手を焼くけれど、
適度に蔓を切り詰めつつ、残した蔓に咲く花を楽しむ。
ゆるゆると窓辺で咲く仙人草の花。

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それは人間だけでなく、この窓辺に集うねこの目もまた楽しませてる?

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花はともかく、
蜜を求めて集い来るミツバチにはきっと好奇心を満たされているはず。



庭のホトトギスにつぼみが上がってきているのを発見。うれしいな。

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ほかの方のブログでホトトギスの開花記事を目にしたのはもう半月ほど前で、
そのとき「うちのコは?」と確認に庭に出て、
まったくつぼみのない状態を目にしてがっくりしていたのだもの。

去年の秋、開花株で買い求めたばかりのホトトギスは、
庭で秋を迎えるのも、花を咲かせるのも今年が記念すべき最初の年。
つぼみの上がりは上々だ、とくにこれといったケアはしてないけどねw。

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